『歯医者に行かない』という感染リスクをご存じですか?
- ●「歯医者に行きたいけど、外に出たくない」
- ●「歯医者は不要不急なの?」
- ●「そもそも、歯医者での感染が怖い」
といったお話をよく伺います。
確かに外出を控えれば感染リスクは減ります。
しかし、『歯医者さんに行かない』というリスクもしっかり理解したうえで考える必要があります。
歯の治療・メンテナンスは不要不急なのでしょうか?
基本的には虫歯・歯周病というのは自然には治りません。
痛みがおさまっているからといって放置しておくと、徐々に進行して最終的には抜歯になることもあります。
もちろん自分でしっかり歯みがきをすることは大切ですが、
歯医者さんのサポートなしに歯の健康を保つことは至難の業です。
適切な処置をせず歯周病を放置してしまうと歯周病菌が増えて口の中の粘膜が破壊されてしまいます。
粘膜はウイルスが体内に侵入する際の防御壁の役割をしているので破壊されてしまうとウイルスが侵入しやすくなり、
少量のウイルスでも感染する可能性が高くなってしまいます。
感染リスクを下げるために歯科医院に行くのを控えていたのに逆に感染リスクを上げてしまっていた、ということにもなりかねません。
歯医者さんは感染リスクが高いのでしょうか?
感染リスクはもちろんありますが他の職業に比べて特別に高いということはありません。
- ●距離が近い
- ●唾液などの飛沫が飛ぶ
この2点は感染リスクが確かに高いと言えるでしょう。
しかし、それは何も対策を行っていない場合の話です。
歯科医院における感染症のリスクは新型コロナウイルスだけではありません。
一般的な歯科医院は普段からあらゆる感染症に備えて診療をおこなっています。
なので日頃からリスクを理解し感染症の対策を行っている歯科医院が今回のコロナウイルスだけ感染リスクが高いということはありません。
それでも不安で歯科医院に行くのをためらってしまうという方は自身の判断で歯の治療を延期するというのはリスクが高いので、歯科医院に相談してみましょう。
当院は、感染症対策として、患者様に安心してご利用いただけるように以下のことを実施しております。
- ●治療に使用するすべての器具の滅菌。
- ●患者様お一人ごとに手袋・エプロン・コップなどを交換。
- ●お一人の患者様の治療が終わるごとに診療台やその周辺(手が触れる場所)の消毒。
- ●スタッフの頻繁な手洗いと消毒。
当院での感染予防について
新型コロナウィルス対策として追加で行っている取り組み
- ●受付に飛沫防止用パーテーションの設置
- ●受付への消毒液の設置
- ●来院される全ての方の体温測定
- ●ドアノブや取っ手、手すりの消毒液による清拭
- ●受付、待合室、トイレなどの消毒液による清拭
- ●3密を作らないための換気
- ●飛沫感染、エアロゾル感染防止のため治療時の口腔外バキューム(口の中から出る飛沫、粉塵を吸い取る機械)の使用
- ●飛沫感染防止のためフェイスガードの着用
現在、患者様から患者様へ、スタッフから患者様への感染を防ぐため、そして安心して治療を受けていただける環境及びスタッフの安全な労働環境を確保するため最大限の努力をしております。何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。